抗うつ薬で「攻撃性」が増したのは、「躁うつ」と「アルコール依存症」
抗うつ薬を飲んだことで、「攻撃性」が増したという記事を見ました。
比較的安全で、有効性の高いSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)という薬が4製品、「使用上の注意」を改正することになったそうです。
抗うつ薬を飲んでいる方、不安になったかもしれませんが、落ち着いてくださいませ。
記事をよく読むと、「パキシルという薬」「躁うつ病のうつ状態」「アルコール依存症」という、キーワードがありました。
以前、精神科の先生に取材した際、「パキシルは、効き目が強く現れすぎる傾向があるので、使う際には注意している」という、お話を聞いたことがあります。
また、躁うつ病の中でも「双極性Ⅱ型」は、躁状態が「うつ病の中で少し調子がよい程度」なのだそうです。
なので、単なるうつ病と間違いやすく、抗うつ病を処方されてしまうケースがよくある、というのは精神科医の間でも、よく知られた話です。
「アルコール依存症」は、うつ病に併存する別の疾患で、うつ病だけの人とは違います。
この記事、専門家なら「不幸だけど、当然のことだよな」と、感じるはずです。
SSRIは、副作用も少なく大きく見てよい薬といえます。
いたずらに、不安になって、勝手に薬をやめたりしないでくださいね。
薬を飲んで症状が安定していたのに、勝手にやめてまた、具合が悪くなってしまう
……私は、抗うつ薬への不安より、そのリスクの方が心配です。
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テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体
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